５　逮捕されそうな場合はどうするか

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警察や検察の捜査に対応するためのアドバイスを行い，捜査状況から今後の弁護活動の方向性を導きます。

刑事事件の被疑者となった場合，逮捕・勾留され，身体を拘束された上で捜査が進むこともありますが，多くの事件では，身体を拘束されないまま，捜査が進んでいきます。

この場合，身体の拘束がないという点で負担は少なくなりますが，突然，警察や検察から電話がかかってきて，警察署や検察庁に呼び出されて取調べを受けたり，場合によっては自宅や勤務先の捜索を受けることもあります。

また，事案によっては，捜査が長期にわたることもあります。

そのため，刑事事件の被疑者となった場合，「この先，どんなふうに捜査が進んで，どのような処分を受けるのだろう」「逮捕されてしまうのではないか」「いつまでこの状態が続くのだろう」と不安を感じられると思います。

刑事事件には，様々な種類の事件があり，事件の性質や内容によって，警察や検察の捜査の進め方も様々です。そのため，刑事事件の被疑者となった際の適切な対応も，事件によって異なります。警察や検察の捜査に適切に対応するためには，事件の性質や内容，捜査状況に応じて，その先の捜査や処分がどうなるか見通しを立て，今，どのように行動すればいいかを見極められる専門家によるアドバイスが必要になります。

捜査の進め方や処分の内容は，事件によって様々であるため，捜査や処分について見通しを立て，今後の対応方針を決めるには，様々な刑事事件を多数担当し，捜査・処分について精通していることが必要であるため，元検事のように，実際に多くの刑事事件を担当した経験のある弁護士や多くの刑事事件の弁護人を務めた経験のある弁護士にしかできることではありません。
当事務所には，長きにわたり，東京地検，大阪地検，福岡地検等で検事として勤務し，多数の刑事事件を担当した経験を持つ弁護士が２名在籍しています。
事件捜査についても多くのケースを担当した経験を持つ元検事の弁護士２名が中心となって，捜査・処分の見通しや対応方針についてアドバイスし，全力でサポートいたします。
お困りの方は，まずは早めに当事務所にご連絡，ご相談ください。

○　解決例

被疑者ご本人が，警察から呼び出しを受けているということでご相談に来られました。ご本人は，現場に犯行の痕跡は残していないはずだから，元交際相手ということで疑われているに過ぎないはずだ，逮捕されることはないと思うと話されていました。しかし，ご本人が犯行現場まで車で行かれていたということなどから，警察はNシステム及び防犯カメラ映像等により犯人が被疑者であることはある程度確信しているに違いないという判断をしました。

そこで，このような事情を被疑者に説明し，これからすぐに出頭して正直に話すように伝えたところ，被疑者も納得されて出頭されました。

担当刑事からは，「すぐに出頭せずに罪を認めなかったら，逮捕状を請求しにいくつもりだった。」と言われたそうです。

初動を誤っていたら逮捕等されて仕事を失っていた可能性があったため，本件での対応は適切だったと考えています。

○　事件の概要

酒に酔った勢いで，部下女性に対して路上でキスをしたり，胸をもむなどした事件

○　解決例

被疑者は，特定の地域では有名な会社の社長でした。被害者の女性はとても怒っておられたため，少しでも不誠実な対応をとると，被害届を提出されてマスコミにリーク等される可能性もあったため，一切言い訳をせず，誠心誠意謝罪するという方針を取りました。社長の誠意が女性に伝わったことで，女性も怒りを沈めてくださり，被害届の提出等にまでは至りませんでした。